福島県郡山市の避難所となっているイベント会場「ビッグパレットふくしま」で2日、同県富岡町の家畜処分の説明会が開かれ、農林水産省の男性職員が福島第1原発から半径20キロの警戒区域を「現状では人も家畜もすめないようなところ」と発言、参加者から抗議を受けていた。同省職員はその場で謝罪した。
◇農水省職員が説明会で発言…住民抗議「夢を壊すな」
農水省などによると、説明会には同町の畜産農家約50人が出席。職員の発言は、家畜の処分方法や補償内容を説明後、質疑応答であった。参加者から「(区域内で)家畜の世話ができないか」などの意見が出たのに対し「20キロ圏内での世話は人の健康を考えると非常に困難。現状では人も家畜もすめないところ」と発言したという。
その後、参加者の男性から「帰ることを前提としているのに、否定的で夢を壊すようなことを言わないでほしい」との抗議を受けた。男性職員は「言葉が不適切で申し訳ありません」と謝罪したという。
【蓬田正志】
毎日新聞 2011年6月3日 21時27分 (引用)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110604k0000m040071000c.html
その場に居なかったので分からないが、例え農水省の職員の言い回しが悪かったとしても、半径20キロの警戒区域を「現状では人も家畜もすめないようなところ」というのは事実である。
故郷であり愛着のある自分達の土地にしがみつきたい気持ちは分かるが、それよりも一番に自分の命を大切に考えて欲しい。
私達はいつまでも感傷にひたっていることは出来ない。もう現実を直視しなければならない時期にきているのだ。
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