2014年2月6日木曜日

日本とアメリカの食生活の違いとアトピーに関して

日本とアメリカのスーパーマーケットに行って食料品を比較した場合、日本の方が圧倒的に多くのアレルゲンを含有したものが多い事に気付く。

これには主に二つの理由があると考えられる。
1つ目は、多くの食品の原材料に使用されている調味料に既にアレルゲンが含有されている事。
2つ目は宗教的要素が強いが、Uマークなどによる消費者による自己防衛機能が日本には無い事である。

まず日本の殆どの食品には防腐剤などの食品添加物が使用されている。
例えばかんぴょう一つをとっても昔ながらの漂白をしていないかんぴょうなんて、作っている会社は全国でも数社しかない。

醤油も味噌も昔ながらの製法で作っている所の商品は、キッコーマンなど大手メーカーの商品の倍の価格帯である。
大手は企業努力によって低価格の大量生産化に成功したのだが、これが本来醤油と言える代物かどうかは疑問である。
半年以上かかって作られる昔ながらの醤油のシェアは殆どなくなり、製造期間がわずか2週間の大手の醤油が市場を占めている。
この中には、安息香酸ナトリウムやパラオキシ安息香酸ナトリウムそしてグルタミン酸ナトリウムや核酸系調味料が添加されている。
これらはすべてアレルゲンとなる。

だから昆布の佃煮だろうが煮豆だろうが絶対的多数の多くの食品の製造原料に先の大手の醤油が原料として使用されているだけでアウトだと考える。

食品の種類の多さに関して言えば日本はアメリカの比ではない程に食文化が発達しているからそれだけアレルゲンが含まれた食品が世の中に出回っていることになる。

一方のアメリカでは、大味ではあるがアレルゲンが含まれない食品の数が多い。
その大半がコーシャーフードと呼ばれるユダヤ教の戒律に基いて生産された食品で、加工方法などに厳しい規定や調理法のしきたりがある。人工添加物を極力使用しない事もポイント。
これらにはUマークの表示が許されている。
万が一Uマークを取得した食品に日本の様な産地偽装や人口添加物が混入された場合、その犯人と家族は暗殺されると言われている程に厳しい食のルールがある。

日本で生活するユダヤ教の人だっているのだから、Uマークが付いている商品をメインに購入するように心がければ、食生活の改善だって可能だと思う。
例えば、Uマークの付いたアイスクリームならばハーゲンダッツ以外は食べられなくなってしまうが、自分の身体を守るという観点からは、決して悪い事ではないだろう。

今日はここまで。

アメリカでポピュラーなアトピー用クリーム

これまで俺は、アトピーの症状が軽度で一時的に保湿をする場合には、ワセリンで事が足りる、という認識を持っていた。(大きな間違い)

日本でも天然由来であること、また副作用が極めて少ない安全な成分であることから、ハンドクリームやリップクリームなどの基剤として使用されているほか、日常生活の様々な場面でも活用されている。
皮膚表面に油分の膜を張り、角質層の水分蒸発を防ぐことで皮膚の乾燥を防ぐ効果に加え、外的刺激から皮膚を保護するという働きがある。

しかしながらワセリンは、石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したもの。
大部分は、分岐鎖を有するパラフィン(イソパラフィン)および脂環式炭化水素(シクロパラフィン、ナフテン)を含む。(ワセリンという場合、一般的には白色ワセリンを指す事が多い)

ということで、アメリカの皮膚科医は保湿目的にはワセリンを勧めるが、アトピー患者には、よほど軽度で無い限りワセリンの使用をお勧めしない。

では保湿には何を使えば良いのか?

いやぁ、様々な種類の商品がある。市販薬なのにステロイドが入っているものまである。
さすが医療先進国だけの事はあります。
しかも価格は日本と比べるとリーズナブル。(しかしアメリカを基準として価格を考える様になると、この価格が妥当に思えず、むしろ日本の市価が異常に高く設定されていると考える様になる)

で、アメリカの皮膚科医が主に勧めている治療法とは何か。
1)痒みを止めること(痒みのしきい値を上げる) 外用薬
2)保湿 自分にあったクリームを見つけること
3)体質と環境の改善 必要に応じてサプリメントを摂取してみる

効果の有無はどうなのか何があっているのかは、個人差があるので、取り敢えず一通りの商品を購入してみようと思う。多分これからが根気比べになるのだろうな。



2014年2月4日火曜日

アトピー性皮膚炎とプロアクティブ療法に関して

俺がアトピー性皮膚炎を治療するための環境作り(グアム、ハワイ、マウイにて)をしようと思ったきっかけは、自分の身近にいるアトピーで苦しんでいる奴を放っておけない、と思ったからなのだけれども、調べれば調べる程に日本と欧米の治療方法の違いに唖然としてしまった。

さて、今夜は友人の弁護士と一緒に夕食を摂ったのだが、そこでアトピーの話題となり急遽、彼の友人の皮膚科のドクターを呼び出してお話を伺った。
○○セラピーと称して日本からハワイにアトピー性皮膚炎の治療にやってくる人が多いという話から始まり、治療方法の違いや基本的な事のおさらいをさせて貰った。
これはとても為になった。
彼によると、

  1. 治療中の飲酒とタバコは厳禁。何故なのかという理由は既にもう皆さんご存知でしょうから、割愛しますが、本気で直したいのならばこの二つは止めろ、との事です。そういう環境(居酒屋など)に身を置くことも望ましくない。彼は患者がこの二つを守れない場合には治療を拒否させて貰うとの事です。
  2. 基本的に強いステロイドは処方しない。稀に例外もあるそうですが、最終的にはステロイドの使用を止める為の治療でもある、という事です。これまでステロイドを使用している人の場合、いきなり止めると別の弊害が出るので、徐々に減らしていくそうです。アトピー性皮膚炎で最も困るのが痒みに耐えかね掻いてしまい皮膚を傷つける事です。だから市販の弱く痒みを抑える程度のHydrocortisone(ヒドロコルチゾン)を必要に応じて使用し体質の改善の度合いに併せて量を減らすのが良いそうです。またこの様な治療法を総括してプロアクティブ療法と言うのだそうです。
  3. 体質改善を行う。運動、肝臓と腎臓、副腎が身体にとってバランスの良い状態を作ることが大切です。食生活の改善と適度な運動が必要。また精神的なことも原因の一つであるから、本人が治療を頑張る強い意志が求められるとの事です。また必要に応じて漢方を取り入れても構わないとの事。
  4. 生活習慣を変える。普段から皮膚を清潔に保つ(正しい洗い方)、適度に保湿するなど。他には精神的安定を得るために普段からモーツアルトなどのクラッシック音楽を聴くのが効果的との事です。これは興味深い意見でした。


同じ症状のアトピー性皮膚炎にも様々な種類、原因がありそれを特定する事も必要です。
また日本や中国の場合は人口密度が高いので、車の排気ガスに含まれる二酸化硫黄や亜硫酸ガスの濃度がハワイに比べて高いとも言っていました。
この亜硫酸ガスと同類の無水亜鉛酸はビールに含まれるコーンスターチを製造する際にも使用します。だからビールは良くないと。

アトピー性皮膚炎は、例え皮膚の表面が綺麗になったとしても水虫(白癬菌感染症)と同様にそれだけでは完治していないのだそうです。

賛否両論はあるだろうけれども、このプロアクティブ療法。
苦しまずに出来るという事は素晴らしい事だと思う。

プロアクティブ療法 http://trendstyle96.net/archives/2231

今日のところはここまで。
また詳しく書きます。