2011年6月4日土曜日
プルトニウム排出薬を承認へ=国内では初 厚労省審議会
厚生労働省薬事・食品衛生審議会薬事分科会の部会は3日までに、体内に取り込まれたプルトニウムなどの放射性物質を排出させる薬「ジトリペンタートカル」と「アエントリペンタート」を承認しても問題はないとする見解をまとめた。1カ月程度で同分科会で正式決定される見通しで、プルトニウムの排出薬としては国内初の承認となる。
同省によると、いずれも日本メジフィジックス(東京)が輸入販売する。事故などで放射性物質を体内に取り込んだ場合に注射すると、薬に含有されているカルシウムや亜鉛と置き換える形で、放射性物質を尿の中に排出することができる。
時事ドットコム 2011/06/03 21:03 (引用)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011060300839
その他ラジオガルダーゼ(Radiogardase)という放射性セシウムの排出を早める薬もある。
この薬も日本メジフィジックスが輸入販売を行っている。
3月下旬の時点でこのラジオガルダーゼを所有していたのは、日本では千葉の放射線医学研究所の治療センターと、政府の2箇所のみ。前者は以前より直接輸入にて所有していた様だが、政府は日本メジフィジックスより直接購入している。そして政府以外には販売出来る分が無いという回答だった。
ちなみにこのラジオガルダーゼは、成人1回の治療に36カプセルX15瓶必要で、1瓶1万8千円だから27万円かかる。米軍の医師に相談した時は、こんなに高い薬を飲む位ならば、とっとと海外に避難しろとのことだった。またこれらの薬を服用することとなった場合には、放射能汚染エリア外でなければ意味が無いとも。
それよりも40歳未満の人に対しては、甲状腺をプロテクトする観点からも安定ヨウ素剤(ヨウ化カリウム)の予防服用を勧めていた。日本でも一部の自治体が例外的に配布済みだが、基本的には公的機関からの指示に従って服用するものであり事前配布は行っていない。が、しかし米国やフランスなどは、それぞれの大使館にてすぐに配布されていた。
これは被ばく後6時間以内に服用しないと効果がないからだ。
Project IPTI は当初、福島原発の周辺地域に対して安定ヨウ素剤を支援物資として提供しようと考えていたのだが、それは薬事法上許されないということだった。
今回の震災までは、安定ヨウ素剤は横須賀など米軍基地のある街の薬局でも購入することが出来た薬だった。
http://www.e-tyozai.com/ki.html
http://www.asyura2.com/08/senkyo56/msg/390.html
そこで、前述の米軍の医師に尋ねたところ、いったん放射能汚染が始まると最も影響を受けるのは飲料水なので、海外より安全で全く汚染されていない飲料水を日本に送るのが良いとのアドバイスを得た。
人間の体は60~80%が水分で、また水が最も放射性物質を蓄積するので、飲料水が最も大切だというのだ。つまり水には放射能を遮断・蓄積する効果があるので、原子炉の冷却にも水が最適だということらしい。
米軍の兵士は、放射性物質を体外に排出するスピードを高めるためにビールをがぶ飲みするそうだが、子供にはそれは無理であるし、最も望ましいのが安全な飲料水の摂取ということである。
様々なサプリメントや食材から免疫力を高めようとする努力も大切であるが、内部被ばくから身を守るためには放射性物質の体外への排出スピードを高めることが最善策なのである。
話が少々脱線してしまったが、薬に頼らなければならない事態に陥った場合には、直ちに避難をすること。大袈裟と思われるかもしれないが、この段階では生命に関わると考えたほうが良い。
また外部被ばく量しか測定出来ないが、ガラスバッジやフィルムバッジの利用を勧めたい。
これは自分の被ばく量のモニタリングをしておくことで、万が一身体に障害が起きた場合に証拠とすることが出来るからだ。
ガイガーカウンターでは自分の被ばく量を証明することは出来ない。
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