2011年5月16日月曜日

商用原発:36基が停止、運転は18基…浜岡全面停止で

 中部電力浜岡原発5号機(静岡県、出力138万キロワット)の停止を受け、国内の商用原発54基のうち運転を停止しているのは14日現在で3分の2の36基になった。今後、各地で電力供給が切迫する恐れがある。

 3月11日に発生した東日本大震災で、運転中だった東京電力福島第1原発1~3号機(福島県)など11基が停止した。このほか、13カ月ごとに行われる定期点検や地震以外のトラブルで停止しているのが23基ある。現在運転しているのは18基で、その出力は1665万キロワット。54基の合計出力の34%にとどまる。

 日本原子力産業協会によると、今夏までに定期点検で東京電力柏崎刈羽原発1、7号機(新潟県)など新たに5基の稼働が止まる予定。定期点検終了後も再稼働に必要な地元の了解を得るのは難しくなっている。

 浜岡原発5号機は14日午後1時、原子炉を停止した。13日に止まった4号機と、廃炉になる1、2号機、定期検査中の3号機を含め、同原発は1976年の運転開始以来初めて全面停止した。15日午前に原子炉内の水温が100度未満で安定する「冷温停止」状態になる予定。【久野華代、工藤昭久】

毎日新聞 2011/5/15 0:48 (引用)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110515k0000m040135000c.html

5月15日の時点で、日本全国で1,665万キロワットの電力が原発によってまかなわれているのが現状だということだが、その程度ならば皆がちょっと我慢するだけで、原発を全て停止したとしても十分に電力を確保できるという気がしてならない。

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