募集した業者は「単純ミスだった」と話してるということです。
大阪市西成区の労働福祉センター。求人票を出したのは、岐阜県大垣市にある土木業者で60代の男性2人が採用されました。
日雇い労働者が集まるこの場所に3月17日ごろ、ある求人票が掲示されました。
就業場所は宮城県女川町。
職種は10トンダンプの運転手で日当は1万2,000円。
期間は30日となっています。
しかし、1週間後の3月24日、女川町に向かったはずの1人からセンターに相談の連絡が入りました。 「就業場所が違う 原発が見える 防護服を着て作業している」(相談の内容)
センターが業者に確認したところ、2人を福島第1原発の付近で働かせたことを認めたということです。
「就労先が『女川』から『福島」になるというのはふつうありえない。想定もできなかった」(労働福祉センターの会見)
結局、男性は業務の変更を承諾し、福島第1原発で、原子炉などを冷却するための給水車に水を移し替える作業にあたりました。
支払われた日当は当初提示されていた1万2,000円ではなく、原発の敷地内なら2万4,000円、少し離れた所で1万8,000円などに増額されたということです。
地震以降、大阪のあいりん地区では・・・
「このあたり(あいりん地区)では最近、原発関連の仕事が増えているといいます」(記者リポート)
(Q.実際に話がある?)
「実際にあった。知り合いから『行かへんか東北に』と。かなり単価が良いので危険な仕事させられるのは覚悟で行く。行った以上は帰りの交通費がないから仕方なしに働く。そういうところの足元を見てから連れて行く」(西成区の労働者)
業者の社長は「VOICE」の取材に「被災地の作業依頼が殺到していて女川と福島を間違えた。単純ミスだ」と話していますが、大阪労働局は職業安定法違反の疑いもあるとみて関係者から事情を聞いています。
MBSニュース 2011/05/09 19:07 (引用)
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE110509174800454684.shtml
危険を伴う仕事なのだから、作業員には最低限の教育が必要だと思うが、この様子では何も説明を受けていない様です。
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