2011年7月17日日曜日

<海江田経産相>菅首相の「脱原発」を批判、 のインタビューを批判する

海江田万里経済産業相は16日までの毎日新聞のインタビューで、菅直人首相がいずれは原発をゼロにする「脱原発依存」を表明したことに対し「原子力の平和利用技術を切っていいのか」と異論を唱えた。電力の安定供給については「今冬までは何とかなるが、(原発が)全部止まれば無理だ」と警戒感を示した。

 経産相は「従来のような(原発の)新設は無理。縮小は既定方針」とする一方で、放射性廃棄物管理などの技術継承が必要なことなどを踏まえ、「核兵器を持たずに原子力技術を本格開発したのは日本ぐらいなのに人材も育たなくなる」と強調。さらに再生可能エネルギーの普及には「時間がかかる」と電力不足への懸念を示し、脱原発方針を批判した。経産相が反対姿勢を示し、首相が掲げる「脱原発」の実効性はさらに不透明になった。

 経産相によると、首相から「脱原発」の電話連絡を受けたのは、13日の首相会見の40~50分前。経産相は懸念を伝えたが、首相は「そうした議論は今度する」と述べたといい、閣内で十分な議論を経なかったことが浮き彫りになった。

 また、首相が「脱原発」を争点に解散に踏み切る場合は「(衆院解散を行うための閣議書に)署名しない」と明言した。ただ、首相は署名を拒否した閣僚を罷免し、解散に踏み切ることができる。

 電力供給について経産相は「今夏は東京、東北電力管内で(15%節電に違反すれば、大口需要家に罰金を科す)電力使用制限令を出す異常事態。冬までは何とかなると思うが、(生産などが)シュリンク(縮小)しているからだ」と懸念を表明。政府の安全評価(ストレステスト)で定期検査中の原発の再稼働が遅れ、来春までに全国の原発が停止する可能性もあるが、「全部ストップするシナリオは頭にない」と安全性が確認された原発から順次再稼働させる考えを示した。首相が「埋蔵電力」と見込む企業の自家発電は「発電する企業の利用優先。どれだけ(一般に)使えるのか、判断は難しい」との見方を示した。

 ◇主なやりとりは以下の通り。

 --菅直人首相が「脱原発依存」の会見をしました。

 ◆(首相から)会見の40~50分前に電話連絡を受けた。核兵器を持たずに原子力技術を本格開発してきたのは日本ぐらいなのに、その技術を捨て去っていいのか。数十年でなくなることになれば、人材も育たない。
原子力技術と原発は違う。また日本人が技術を持つということならば、優秀な人材は海外に派遣すればいい。原子力発電を止めることが技術を捨て去る事にはならない。
こうした点を首相に伝えたが、首相からは「そうした議論は今度やろう」と(かわされた)。自分の中では(脱原発の是非について)まだ決着はついていない。
海江田さんと話しても時間の無駄だということをは菅さん知っているからかわされたのだ。


 --「脱原発」をどう考えますか。

 ◆(化石燃料頼みになれば資源国などに)弱みにつけ込まれ、ガスなどの価格が上がる。そんなこと無い様にODA等でこれまでに金をばら撒いてきたんだろ、価格が上がるという根拠も無いくせにいい加減なこと言うなよ。(再生可能エネルギーなどの)新技術を何年で開発し、それまでどうつなぐかなど、緻密な議論が必要だ。原発は安全なら動かし、安全でなければ止める。すべてストップするシナリオは頭の中にない。現実問題として、2~3年で大きくは減らせない。 安全な原発は一つも無いぞ、発言が矛盾してるぞ。

 --仮に首相が「脱原発解散」に踏み切れば、容認しますか。

 ◆できない。(解散のための閣議書に)署名はしない。なら貴方はその前にクビですね。国民だって悩んでいると思う。さまざまな角度から情報を提供し、判断をしてもらう時間が必要だ。 国民の多数が脱原発を望んでいます。そんなことも分からないから貴方は駄目だと批判されているのだ。

 --九州電力玄海原発の再稼働を巡る議論も混乱しました。

 ◆玄海では当面の津波対策や過酷事故対策もあり、(6月29日に地元を訪れ)自信を持って安全だと言った。首相には事前に報告していたが、帰ってすぐに電話があり、「自分は関わっていない」「原子力安全委員会と相談したのか」と言われた。法律がそういう(安全委の了解を得る)仕組みになっていないと説明すると、電話ががちゃんと切れた。翌日に官邸で報告し、(安全評価の議論が)始まった。
貴方は大臣という神輿の肩書きがあるだけで専門家ではありませんから本当に安全かどうかは分からない筈です。電話を切られたのはがちゃんでは無く「プツ」だと思うが、頭が悪い人と話してもしょうがないと総理から見放されているのだろうな。

 --安全評価が再稼働の条件となりました。

 ◆もともと高経年化や過去のトラブルなどをチェックしなければ、という思いはあり、納得はしている。安全委もテストを考えていたようだが、再稼働に絡ませるということではなかったと思う。
貴方がどう思うかは、どうでも良いことで安全ではないのだから止めれば良いだけの話だ。

 --経産相は時期が来たら(混乱の)責任を取ると発言しました。

 ◆政治家がこう言えばどういうことか、想像していただければ。自分は間違ったことはしていない。
貴方は大したことは何もしていない。選挙の時に神楽坂で誰も聞いていないのにTVに出ていたなどとつまらない自慢話を100円ショップの前でしていて、後ろの金物屋の親父にうるさいと怒られた程度でしょう。新宿区民はもう、貴方が嫌いです。

 --首相は「今夏と今冬は原発無しで乗り切れる」との見通しを示しています。

 ◆いろんな工夫をすれば、今冬までは何とかなるが、東北と関東は電力使用制限令を発動する異常事態。関西、九州にも節電をお願いしないといけない。電力不足で企業の生産が滞ることは決して良いことではない。(浜岡原発の停止を要請した)中部は原子力の依存が低いが、関西、九州は違う。
電力が十分足りているのに、罰則まで付けて電力使用制限令を出し、国民を騙した。熱中症で亡くなった方たちのの遺族に対してどう釈明するのかね。

 --関西でも電力使用制限令が必要では。

 ◆したくない。なんとか(節電を)お願いしようと思う。
これ以上、理不尽な使用制限令を出したら、貴方が次回の選挙で落ちることは確実となってしまうから、したくないのだろう。ところで貴方は電力会社から一体幾ら貰うことになったのだ?

【聞き手・山本明彦、野原大輔】

毎日新聞 2011年7月17日 2時45分
http://mainichi.jp/select/today/news/20110717k0000m010146000c.html

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