2011年7月20日水曜日

農家の婿のブログ セシウム牛 

ええと、知り合いの会社に拾ってもらいました
実は、婿は元々事務屋さん
今は会社で事務全般をやってます。
行政書士を持ってるのに行政関連が一番弱点だったり
婿です

とうとう出てきてしまいました
セシウム牛
目先の利益を追うお上の汗と涙の結晶です
全く、これっぽっちも、一ミリたりとも価値の無い汗です
只今、行政農協一丸となって、信頼と信用を燃料に最悪へと突き進んでいます
この際だからはっきり言わせてもらいましょう

極めて純度の高い馬鹿ですね

わかりきっていたことです
野菜にしたって
検査体制と検体数を考えれば
どれだけ危ないものがスーパーに並んでいるか想像するのは簡単です

4か所の土壌調査でいわき市全面作付制限解除がなされたのと同じような感じで
ただ現物が目の前にある野菜が市場に流されていく
検査の結果、放射性物質は基準値以下です!

確かに大丈夫なものも多くあるんでしょう
でもそれに対しては一言言わなければ気が済まない
それがどうした?
目先の利益のために何を捨てているか、本当に理解しているのか
なんで農家の僕がこんなことを言わなくちゃならない
本当に意味がわからない

お上は農家に対してこう言うんだ
「きちんと検査するから、ダメだったら流通させないし、その分に関しては補償するから」
だから安心して作ってください     と
結果はどうだ
同じ牧場から検査以前に出荷した牛が流通して既に消費されている

なぜ彼が同業者に頭を下げなきゃいけない
なぜ彼の奥さんが報道陣に謝罪を繰り返さなければならない
自粛の道を現実的に閉ざして、背中を押して
ケツ拭き紙だけを、よく平気な顔で渡せるもんだ
有難過ぎて涙が出る
こんなのはそこらじゅうに転がってますよ

外に置いてあった藁を食べさせただけでこんな数値が出るのなら
同じようなことをしている農場が無いはずが無いです
そもそも牛がどれだけ餌箱を舐めるか、敷料のおがくずやワラにどれだけ鼻をつけるか
放牧方式を取り入れていたとしたら?
備え付けの水槽は?

補償が考えられない以上、現実的には出荷するしかない人がいて、
ダメだった場合には絶対流通なんかさせたくなくて
だから検査をしてくれるというからそれを信じて
なのに検査がなされていない
結果流通させてしまう

彼の「申し訳ない」という言葉は、きっと心からのものだと思います
だからこそ噛みつかずにはいられない
なぜそれを一農家に言わせるんだ
どう説明してもどう理解を求めても
これが続けば消費者の怒りの矛先はどうしても農家に向く

これはしょうがない
逆の立場だったら僕だってきっとそうだ
その結果、将来的に福島県にもたらされるものが何なのか
きっと小学生ですら答えにたどり着く

もし本当に行政と農協にそれがわからないなら
彼らは単なる馬鹿だ

もしそれを理解していながら行政と農協が動かないのなら
彼らは単なる犯罪者だ

有事の際に役に立たない行政なら必要無い
農家が一番大変な時に動かない農協なら存在価値が無い

地方自治体は市民のために存在するし
農協は農家のための組合組織だ

どこをどう間違っても東電と、補償額低減のために存在するわけじゃない

農家の婿のブログ
http://ameblo.jp/noukanomuko/entry-10950865799.html

0 件のコメント: