2011年7月24日日曜日

敦賀2号、また放射性ガス漏れ 通常値の1・3倍

 日本原電は21日、核燃料からの放射性物質漏れで原子炉を停止している福井県の敦賀原発2号機(加圧水型軽水炉、出力116万キロワット)の排気筒から、8億1千万ベクレルの放射性ガスが外部に漏れたと発表した。保安規定に基づく年間の制限値(1700テラベクレル)の約200万分の1で、周辺環境への影響はないとしている。

 21日午前10時15分ごろ、原子炉補助建屋で1次冷却水内の水素を取り除く装置の配管を取り外すため、継ぎ手のボルトを緩めたところ、一時的に設置した可搬式モニターの数値が上昇した。5分後には排気筒ガスモニターの指示値が通常の約1・3倍の数値を示した。

 放射性ガスは約40分間にわたって漏れたが、敷地内にある監視用のモニタリングポストに変化はなかった。ボルトはすぐに締め直して同11時ごろに通常値に戻った。

 原電社員ら6人が作業していたが、被ばくはないとしている。原電は原因調査の作業手順書を作成しており「手順書や手順に誤りがなかったか調べる」としている。

 敦賀2号機は今月2日に1次冷却水の放射能濃度が高まり、7日に運転を停止して調査していた。8日には約7時間にわたって41億ベクレルの放射性ガスが外に漏れた。

福井新聞 1年5月22日午前7時10分 (引用)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/28221.html

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