東京電力福島第一原子力発電所で、この4月に働いていた作業員のうち118人の所在が分からず、被ばく量の検査ができていないことが分かりました。
東京電力は、この4月から働き始めた作業員およそ4600人の被ばく量の検査状況について、13日厚生労働省に報告しました。それによりますと、これまでに検査が終わったのは3254人で、緊急時の被ばく限度となる250ミリシーベルトを超えた作業員はいませんでしたが、▽100ミリシーベルト以下で50ミリシーベルトを超えた人が10人、▽50ミリシーベルト以下で20ミリシーベルトを超えた人が96人いたということです。一方、被ばく量の検査が終わっていないおよそ1300人のうち、118人については、作業員の名簿に残っている名前に該当する人が確認できず、所在が分からない状態だということです。また、3月に働いていた14人の作業員とも連絡が取れておらず、所在が分からない作業員は、合わせて132人に上るということです。厚生労働省は、作業員の管理が極めてずさんだとして、東京電力に対し、今月29日までに作業員を特定し、被ばく量の検査を終えるよう求めています。
NHKニュース 2011年7月13日 21時29分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110713/k10014191011000.html
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