2011年7月16日土曜日

福島の全肉牛、出荷制限へ…セシウム汚染拡大で

福島県産肉用牛から相次いで国の暫定規制値(1キロ・グラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されている問題で、政府は15日、同県内のすべての肉用牛について原子力災害対策特別措置法に基づき出荷を制限する方針を固めた。

菅首相が19日以降、福島県の佐藤雄平知事に指示する。

 厚生労働省と農林水産省は15日、放射性物質に汚染された肉用牛が福島県全域に広がっている恐れがあると判断。市場に流通させないために、出荷制限に踏み切ることを決めた。同県はすでに県内のすべての肉用牛農家約4000戸に対し18日まで出荷自粛を要請。両省は出荷自粛の期限後に、制限する方針だ。同県の昨年2月時点の肉用牛飼育頭数は約7万8000頭。

読売新聞 2011年7月16日03時03分 (引用)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110716-OYT1T00001.htm

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