記事中のリストに、福島第一原発事故直後から3号機が爆発した後の3月16日までに、どれだけの放射性物質が大気中に放出されたかの試算を原子力安全・保安院がまとめたものがあり、それによると、放出された放射性物質は全部で31種類。
そのなかには半減期が2万4065年のプルトニウム239や、ストロンチウム 90なども含まれている。
プルトニウムは、セシウムや放射性ヨウ素と比較すると重く、東京電力が3月28日に、原発敷地内でごく微量を検出したと発表した以外、実際にどれくらいのプルトニウムが放出されたのかも明らかになっていなかった。
ところが、リストに記載された試算値では、プルトニウム239だけで合計32億ベクレルが大気中に放出されたというのである。
セシウム137にしても、京都大学原子炉実験所の小出裕章助教によれば、広島原爆の150発分が放出されたことになる、というから衝撃的だ。
カレイドスコープ 2011/09/27 (引用)
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