2011年11月14日月曜日

幸福の定義

『幸福への挑戦 サイコ・サイバネティクス』(マクスウェル・マルツ)より

ジョン・A・シンドラー博士の幸福の定義は、「思考のほとんどが常に快適でありうるような心の状態」である。

「幸福は心の状態」というのは異論のないところでしょう。
「幸福とは、幸福感を伴う心の状態」のような、幸福感という“感情”に主眼を置く考え方が多いと思います。
“思考”に主眼を置いたシンドラー博士の定義は、私にとってはとても興味深いものです。

『幸せとは、楽しい考え方が心を占めている状態、を言う』
という訳のほうがわかりやすいと思います。

人の心の二大要素は、“感情”と“思考”でしょう。
感情は思考に左右されます。その時に考えていることによって感情が変わります。幸せなことを考えれば幸せな気もちになり、不幸なことを考えれば不幸な気もちになります。
思考は感情に左右されます。その時の感情によって思考が左右されます。幸せな気もちの時には幸せになる考え方をしやすく、不幸な気もちの時には不幸になる考え方をしやすくなります。
そういう意味では、幸せな感情と幸せな思考は共存するものであり、そういう心の状態が“幸福”であると言えるのでしょう。

感情を直接コントロールすることはできないでしょう。
思考はコントロールできます。
何らかの行動をすることで感情を変えることはできますが、その前に「○○しよう」のような思考によって行動は起こります。
ビジュアルや音楽などをイメージすることで感情を変えることもできますが、それも(イメージ)思考と言えるでしょう。

心をコントロールするためには、まず思考を変えることからです。
幸せになりたいのなら、考え方を変えることからだと私は考えています。
そして、最終的には幸福感として感じられることが大事なのです。

「幸福は、感じるもの」
「自分が幸福感を感じられるものは、すべて自分の幸福」
とも言えるでしょう。

『幸福とは、そのまま変わらないで欲しいような、
そのような状態である』 フォントネル

「幸福は、人間の理想の状態であり、すべての人が心の中で求めているもの」だと思います。
それを明確な目標として努力することを、私はおすすめします。
幸せになろうと努力する人のために、少しでもお役に立てれば、幸いだと思っております。


幸福の定義 2005/10/21 (引用)
http://www.shiawasehp.net/diary/200510/21.html

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