日本でも天然由来であること、また副作用が極めて少ない安全な成分であることから、ハンドクリームやリップクリームなどの基剤として使用されているほか、日常生活の様々な場面でも活用されている。
皮膚表面に油分の膜を張り、角質層の水分蒸発を防ぐことで皮膚の乾燥を防ぐ効果に加え、外的刺激から皮膚を保護するという働きがある。
しかしながらワセリンは、石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したもの。
大部分は、分岐鎖を有するパラフィン(イソパラフィン)および脂環式炭化水素(シクロパラフィン、ナフテン)を含む。(ワセリンという場合、一般的には白色ワセリンを指す事が多い)
ということで、アメリカの皮膚科医は保湿目的にはワセリンを勧めるが、アトピー患者には、よほど軽度で無い限りワセリンの使用をお勧めしない。
では保湿には何を使えば良いのか?
いやぁ、様々な種類の商品がある。市販薬なのにステロイドが入っているものまである。
さすが医療先進国だけの事はあります。
しかも価格は日本と比べるとリーズナブル。(しかしアメリカを基準として価格を考える様になると、この価格が妥当に思えず、むしろ日本の市価が異常に高く設定されていると考える様になる)
で、アメリカの皮膚科医が主に勧めている治療法とは何か。
1)痒みを止めること(痒みのしきい値を上げる) 外用薬
2)保湿 自分にあったクリームを見つけること
3)体質と環境の改善 必要に応じてサプリメントを摂取してみる
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