これには主に二つの理由があると考えられる。
1つ目は、多くの食品の原材料に使用されている調味料に既にアレルゲンが含有されている事。
2つ目は宗教的要素が強いが、Uマークなどによる消費者による自己防衛機能が日本には無い事である。
まず日本の殆どの食品には防腐剤などの食品添加物が使用されている。
例えばかんぴょう一つをとっても昔ながらの漂白をしていないかんぴょうなんて、作っている会社は全国でも数社しかない。
醤油も味噌も昔ながらの製法で作っている所の商品は、キッコーマンなど大手メーカーの商品の倍の価格帯である。
大手は企業努力によって低価格の大量生産化に成功したのだが、これが本来醤油と言える代物かどうかは疑問である。
半年以上かかって作られる昔ながらの醤油のシェアは殆どなくなり、製造期間がわずか2週間の大手の醤油が市場を占めている。
この中には、安息香酸ナトリウムやパラオキシ安息香酸ナトリウムそしてグルタミン酸ナトリウムや核酸系調味料が添加されている。
これらはすべてアレルゲンとなる。
だから昆布の佃煮だろうが煮豆だろうが絶対的多数の多くの食品の製造原料に先の大手の醤油が原料として使用されているだけでアウトだと考える。
食品の種類の多さに関して言えば日本はアメリカの比ではない程に食文化が発達しているからそれだけアレルゲンが含まれた食品が世の中に出回っていることになる。
一方のアメリカでは、大味ではあるがアレルゲンが含まれない食品の数が多い。
その大半がコーシャーフードと呼ばれるユダヤ教の戒律に基いて生産された食品で、加工方法などに厳しい規定や調理法のしきたりがある。人工添加物を極力使用しない事もポイント。
これらにはUマークの表示が許されている。
万が一Uマークを取得した食品に日本の様な産地偽装や人口添加物が混入された場合、その犯人と家族は暗殺されると言われている程に厳しい食のルールがある。
日本で生活するユダヤ教の人だっているのだから、Uマークが付いている商品をメインに購入するように心がければ、食生活の改善だって可能だと思う。
例えば、Uマークの付いたアイスクリームならばハーゲンダッツ以外は食べられなくなってしまうが、自分の身体を守るという観点からは、決して悪い事ではないだろう。
今日はここまで。