福島第一原発の事故から2か月。原子炉では連日、注水作業が行われ、新たな放射性物質の大量流出は起きていない。しかし、5月24日から2日間、福島へ行き放射性物質の現地調査を行ったという北里大学獣医学部教授の伊藤伸彦氏は「2次的飛散」の危険性を指摘する。
「2次的飛散」とは、地表に落ちた放射性物質が舞い上がり、それが風によって飛んで行くこと。つまり福島原発から今後放出される放射性物質だけでなく、この3か月近くにわたって地表に蓄積された放射性物質も要注意なのだという。
「携帯用の放射線測定器を持って地表から1mの高さで調査したところ、福島の汚染の高い地域では、ちょっと風が吹いただけで測定器は1.5~2マイクロシーベルトと大きく反応していました。地表に落ちた放射性物質が大気中に舞い、それが測定に影響したのでしょう。事故から2か月以上が経ち、ヨウ素はすでに半減期を何度も迎え、ほとんど放射線を出すことはありません。ですが、半減期が30年と長い放射性セシウムの大半は地表に落ちたと考えられます。しかし、地面が乾燥しそこに風が吹くと、それらは再び宙を舞い、また飛散してしまうのです」(伊藤教授)
NEWSポストセブン2011/6/3 16:00 (引用)
http://www.news-postseven.com/archives/20110603_22146.html
報道は少なくなってきたが、まだまだ福島から放射性物質による汚染が続いている。
慣れとは怖いものだ。
2011年6月3日金曜日
8月初めに「分布マップ」=路上空間と土壌の放射能―文科省
福島第1原発事故で、文部科学省は3日、福島県とその近隣地域を対象として、道路上の高さ1メートルの空間放射線量と地表の土壌に含まれる放射性物質蓄積状況の「分布マップ」を作ると発表した。6日に調査を始め、8月初めに公表する。
空間放射線量の測定は車で行い、対象道路の距離は合計約2万キロ。土壌調査は、福島第1原発から80キロ以内は2キロ四方ごと、それより遠い地域では10キロ四方ごとに区切り、土を採取する。調査は大学など全国の35機関、土壌の放射性物質の分析は19機関が分担する。
asahi.com[時事通信社] 2011年6月3日19時6分 (引用)
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201106030099.html
空間放射線量の測定は車で行い、対象道路の距離は合計約2万キロ。土壌調査は、福島第1原発から80キロ以内は2キロ四方ごと、それより遠い地域では10キロ四方ごとに区切り、土を採取する。調査は大学など全国の35機関、土壌の放射性物質の分析は19機関が分担する。
asahi.com[時事通信社] 2011年6月3日19時6分 (引用)
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201106030099.html
勤務先被災で路上生活者増加
震災の被害を直接は受けなかったものの、働いていた会社の被災や経営悪化のために仕事や住む場所を失って、路上で生活せざるをえなくなった人が、仙台市に出始めていることが分かりました。支援団体は、震災から3か月近くがたち、一段と増えるおそれがあるとして、対策の必要性を訴えています。
仙台市で路上生活者を支援している市民団体「仙台夜まわりグループ」によりますと、震災の被害を直接は受けていないものの、働いていた会社の被災や経営悪化のために仕事や住む場所を失って、公園や地下道などの路上で生活せざるをえなくなった、いわば“震災ホームレス”が出始めているということです。この団体が確認しただけでも少なくとも10人に上るということです。このうち、1日に行われた支援活動の際に食料を受け取りに来た28歳の男性は、働いていた飲食店が震災後の経営悪化で閉店して職を失ったうえ、住んでいたアパートの賃貸契約の保証人が店の経営者になっていたため、住むことができなくなりました。福島県相馬市の実家は津波で流されて帰省することもできず、やむをえず1か月半の間、市内の地下通路で生活し、生活保護を申請しているところだということです。「仙台夜まわりグループ」の今井誠二理事長は「今、路上で生活している失業者はあくまでも氷山の一角で、今後ますます増えるおそれがある」と話し、生活の立て直しに向けた相談活動などの支援が必要だとしています。
NHKニュース 2011/6/2 12:35 (引用)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110602/k10013272751000.html
仙台市で路上生活者を支援している市民団体「仙台夜まわりグループ」によりますと、震災の被害を直接は受けていないものの、働いていた会社の被災や経営悪化のために仕事や住む場所を失って、公園や地下道などの路上で生活せざるをえなくなった、いわば“震災ホームレス”が出始めているということです。この団体が確認しただけでも少なくとも10人に上るということです。このうち、1日に行われた支援活動の際に食料を受け取りに来た28歳の男性は、働いていた飲食店が震災後の経営悪化で閉店して職を失ったうえ、住んでいたアパートの賃貸契約の保証人が店の経営者になっていたため、住むことができなくなりました。福島県相馬市の実家は津波で流されて帰省することもできず、やむをえず1か月半の間、市内の地下通路で生活し、生活保護を申請しているところだということです。「仙台夜まわりグループ」の今井誠二理事長は「今、路上で生活している失業者はあくまでも氷山の一角で、今後ますます増えるおそれがある」と話し、生活の立て直しに向けた相談活動などの支援が必要だとしています。
NHKニュース 2011/6/2 12:35 (引用)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110602/k10013272751000.html
2011年6月2日木曜日
自分の外部被ばく量を測定しておく
リーテックという放射線漏えい線量計測を行っている会社がある。http://www.leaktech.jp/hanbai/g_badge/index.html
この会社のサービスの一つにガラスバッジというものがある。
本来は医療従事者が使用しているもので、個々の被ばく線量を計測するリース契約のサービスだ。
毎月もしくは3ヵ月毎にガラスバッジをリーテックに送り返し、装着者の被ばく線量の結果を知ることが出来るシステムである。
どうしても汚染地域に居なければならないのであれば、せめて自分がどれだけの被ばくを受けたのかをしっかりとモニタリングしておくことで、万が一の際には損害賠償請求の裁判で証拠として提出できるだろうし、また発症した病気に対する治療にも役立つデータであることは間違いないだろう。
アルファ、ベータ、ガンマ線、中性子線の4つを計測するサービスでは年間4万円強のコストがかかる。
ガイガーカウンターを持ち歩くだけでなく、ガラスバッジで自分の被ばく線量をモニタリングすることも大切だと思う。
ただしガラスバッジで計測できるのは外部被ばく量だけなので、内部被ばく量に関しては、モニタリングの結果を踏まえた推測による算出しかできないであろう。
本来は、こんなものを装着する必要の無い安全な地域に避難するべきだ。
もし貴方が子供の親で「本当に子供を守りたい」という覚悟があるならば、できるだけ遠くへ避難して欲しい。
2011年6月1日水曜日
福島の高校生の絶望聞いて
喫茶店で久し振りに朝日新聞を読んだ。「声」欄に定時制高校教員(44歳)のこんな投稿が載っていた。全文を写す。
授業で原発のことに触れた。「3号機が不調のようだね」と言うと、4年の男子生徒が怒ったようにこう言った。「いっそのこと原発なんて全部爆発しちまえばいいんだ!」
内心ぎょっとしつつ、理由を聞いた。「だってさあ、先生、福島市ってこんなに放射能が高いのに避難区域にならないっていうのおかしいべした(でしょう)。これって、福島とか郡山を避難区域にしたら、新幹線を止めなくちゃなんねえ、高速を止めなくちゃなんねえって、要するに経済が回らなくなるから避難させねえってことだべ。つまり俺たちは経済活動の犠牲になって見殺しにされているってことべした。俺はこんな中途半端な状態は我慢できねえ。だったらもう一回ドカンとなっちまった方がすっきりする」
こういう絶望の声は他の生徒からも聞く。震災でアルバイトを失った2年生は吐き捨てるように言った。「なんで俺ばかりこんな目に遭わなくちゃなんねんだ。どうせなら日本全部が潰れてしまえばいい!」
一教師として応える言葉がない。ぐっと堪えながら耳を澄まし、高校生がこんな絶望感を与える政府に憤りを覚える。
定時制高校で本名も出ているので、たぶん今日の高校の電話は鳴りっぱなしだったろうと思う。励ましも多いだろうが、おそらくこんな非難の声も来たのではないか。
「きちんと放射線の安全性については教えたのですか」「生徒の不安は分かるが、それを公の新聞に投稿することで不確定な不安を煽ることはいかがなものかと思う」
かつてフリーターの赤木某は「希望は戦争」と言った。政治から見放されて生涯這い上がれない可能性の高い若者にとって、希望は戦争のような乱世に入って価値観の逆転が起こるしかない、といったのである。しかし、彼は充分確信犯的にそれを書いたのであって、本気度は少なかっただろうと思う。この高校生は違う。半分以上本気だろう。
放射線の安全度って一体どのくらいだというのだろうか。癌になる確率が1/1000になれば安全なのか1/10000になれば安全なのか。そのときまでは未来は一点の曇りもなく開けていたと思っていた若者が、宝くじに当るよりも高い確立で癌になるかもしれないよ、と言われたら、私の場合でもかなり絶望すると思う。
昔、ノストラダムスの大予言というのが流行った。中学一年のときだ。映画も見に行ったし、本も読んだ。この予言はかなり眉唾だという声も聞こえてはいたが、私はかなり絶望した。39歳以降の人生はないかもしれない、それならばここで勉強するなんて無駄ではないのか、どこかに行って今から仙人みたいな余生を送ったほうが充実した人生ではないのか、と本気で毎日考えた。幸いにもこの予言は歳をとるにつれてさらに眉唾度が上がって二十歳のころにはゼロになったから良かった。しかし、放射能は違う。この私でさえ、今政府の言っているほうが嘘ではないかという気がしてならない。高校生の彼らの絶望に私も応える声はない。
しかも、「つまり俺たちは経済活動の犠牲になって見殺しにされているってことべした」という彼の叫びは全然的外れじゃない。今日の新聞を見てもありありと分かるのだ。今の政府は弱いものの命よりも経済を優先しているのである。消費税を導入しようとしている、(貧しいものほど税負担率が上がる)逆進性があるのが分かっているのにあえて出そうとしている。さらには生活保護の見直しも具体的な姿が書かれていた。「働けるのに生活保護を受けている人がいる」と期限付き制度を導入しようとしている。「最低賃金や年金よりも生活保護水準が高いケースもあることから」見直すという。最賃や年金を上げるわけではない。生活保護を下げるという見直しである。得てして大人よりも若者のほうが政治の本質を突くものだ。
これを投稿した先生の勇気を私は応援する。
再出発日記 2011/05/31 23:43(引用)
http://plaza.rakuten.co.jp/KUMA050422/diary/201105310000/?scid=we_blg_tw01
授業で原発のことに触れた。「3号機が不調のようだね」と言うと、4年の男子生徒が怒ったようにこう言った。「いっそのこと原発なんて全部爆発しちまえばいいんだ!」
内心ぎょっとしつつ、理由を聞いた。「だってさあ、先生、福島市ってこんなに放射能が高いのに避難区域にならないっていうのおかしいべした(でしょう)。これって、福島とか郡山を避難区域にしたら、新幹線を止めなくちゃなんねえ、高速を止めなくちゃなんねえって、要するに経済が回らなくなるから避難させねえってことだべ。つまり俺たちは経済活動の犠牲になって見殺しにされているってことべした。俺はこんな中途半端な状態は我慢できねえ。だったらもう一回ドカンとなっちまった方がすっきりする」
こういう絶望の声は他の生徒からも聞く。震災でアルバイトを失った2年生は吐き捨てるように言った。「なんで俺ばかりこんな目に遭わなくちゃなんねんだ。どうせなら日本全部が潰れてしまえばいい!」
一教師として応える言葉がない。ぐっと堪えながら耳を澄まし、高校生がこんな絶望感を与える政府に憤りを覚える。
定時制高校で本名も出ているので、たぶん今日の高校の電話は鳴りっぱなしだったろうと思う。励ましも多いだろうが、おそらくこんな非難の声も来たのではないか。
「きちんと放射線の安全性については教えたのですか」「生徒の不安は分かるが、それを公の新聞に投稿することで不確定な不安を煽ることはいかがなものかと思う」
かつてフリーターの赤木某は「希望は戦争」と言った。政治から見放されて生涯這い上がれない可能性の高い若者にとって、希望は戦争のような乱世に入って価値観の逆転が起こるしかない、といったのである。しかし、彼は充分確信犯的にそれを書いたのであって、本気度は少なかっただろうと思う。この高校生は違う。半分以上本気だろう。
放射線の安全度って一体どのくらいだというのだろうか。癌になる確率が1/1000になれば安全なのか1/10000になれば安全なのか。そのときまでは未来は一点の曇りもなく開けていたと思っていた若者が、宝くじに当るよりも高い確立で癌になるかもしれないよ、と言われたら、私の場合でもかなり絶望すると思う。
昔、ノストラダムスの大予言というのが流行った。中学一年のときだ。映画も見に行ったし、本も読んだ。この予言はかなり眉唾だという声も聞こえてはいたが、私はかなり絶望した。39歳以降の人生はないかもしれない、それならばここで勉強するなんて無駄ではないのか、どこかに行って今から仙人みたいな余生を送ったほうが充実した人生ではないのか、と本気で毎日考えた。幸いにもこの予言は歳をとるにつれてさらに眉唾度が上がって二十歳のころにはゼロになったから良かった。しかし、放射能は違う。この私でさえ、今政府の言っているほうが嘘ではないかという気がしてならない。高校生の彼らの絶望に私も応える声はない。
しかも、「つまり俺たちは経済活動の犠牲になって見殺しにされているってことべした」という彼の叫びは全然的外れじゃない。今日の新聞を見てもありありと分かるのだ。今の政府は弱いものの命よりも経済を優先しているのである。消費税を導入しようとしている、(貧しいものほど税負担率が上がる)逆進性があるのが分かっているのにあえて出そうとしている。さらには生活保護の見直しも具体的な姿が書かれていた。「働けるのに生活保護を受けている人がいる」と期限付き制度を導入しようとしている。「最低賃金や年金よりも生活保護水準が高いケースもあることから」見直すという。最賃や年金を上げるわけではない。生活保護を下げるという見直しである。得てして大人よりも若者のほうが政治の本質を突くものだ。
これを投稿した先生の勇気を私は応援する。
再出発日記 2011/05/31 23:43(引用)
http://plaza.rakuten.co.jp/KUMA050422/diary/201105310000/?scid=we_blg_tw01
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